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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

厨子の制作

今日は春うらら
三寒四温といいますが、ちょうどそんな感じ
北海道では大吹雪でフェリーで材が出せないとのことで少し到着が遅れますが、
こちらではもうスタッドレスも履き替えようかと考え中です。

さて、昨年秋にご注文いただいた厨子ですが、ようやく取り掛かる事ができました。
こういうものはじっくりと時間をかけて作りたいので完成まで数か月時間を頂きました。

以前作った厨子をみられてそれを小さくした物になります。
材はとても目の詰んだケヤキ

仕口は蟻組
いつもは手の早いK君ですが、今回はかなり慎重にゆっくりとやって貰ってます。

 K君の手はごつくて頼もしいです。


あとは背板をつけて組み立て、扉につまみの制作、そして漆塗りで完成
先は長いですが、今の季節が一番仕事をしやすいのでじっくりと仕上げていきたいです。

ところで、いつもお世話になっている京都の材木屋さんからウォールナットの素晴らしい材があるので半分買ってくれと言われて、ついつい手が出てしまった。
出所は知っているのですが、やはり材木屋経由の方が良い材が入ってくる気がします。

それで昨日入荷したのですが、近年稀に見る良材、長さは3m以上で幅は180、280、400等々厚みは45mm
3~4枚接ぎ合わせで3mx1000mmのテーブルが作れます。
長さをつなげて6mのカウンターにも使えます。


新生活スタートされる皆さん、この機会に素晴らしいウォールナットのテーブルはいかがですか?(営業 笑)

2018/03/02, 金曜日
[ 仕事のこと ]

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3本脚のラウンドテーブル

3本脚のラウンドテーブル

去年の11月末、FBをご覧いただいている方からおそらく海外の写真を送ってこられて同じようなイメージで作れるかとのご相談いただきました。

3本脚は作った事がなく、まずは模型を作ってクライアントに見て頂き、工房まで来られた際に使う木も一緒にご覧いただきました。
そしてお時間はすこしかかるという事を了承いただき、それからも随分と試行錯誤
いままでラウンドテーブルを作って不安定で作り直した事もあるので今回は原寸模型を作って検証。作り方もあれこれ考えた挙句、最終的にはごくシンプルにしてコストダウンも成功。

 

すぐにOKをもらい制作、お約束の期日ぎりぎりで完成
合板で作った時よりも楢の木の重さが功を奏してかなり安定感も増し、私の安心感も増しました。

 

納品先は東京なので発送でしたが、到着後すぐに無事届いたと、そして色合いも気に入って、オイルなどを塗って育てていきたいとのメッセージを頂きホッとしました。
年明けからかなりバタバタとして何を作ってなにを納めたか記憶もあいまい、お客様の声も聴けないような現場仕事も多かったですが、こういう声を聴けるとやはり嬉しいです。

今回は制作にあたって木工の大先輩からも助言をいただきそれが弾みになってぐんぐんと進んでいけました。

こういう事の積み重ねが永く続けていくための糧となりそして皆の幸せにもつながっていくのかなぁ、、、とふと思う春の訪れでした。

2018/03/01, 木曜日
[ 作品事例 ]

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ブラックチェリーの本棚

 

日に日に暖かくなって外に出るのが楽しくなってきました。
納品にでるのも気分が違います。

さて、そんな小春日和に納品のブラックチェリーの本棚

本棚の注文はよくいただくのですが、こちらはごくシンプルなもの
入れる物が大きな本や資料、それにレコードなどと決まっていたのでそれに合わせてつくりました。
フラッシュ(合板)で作る場合は背板があった方が良いですが、無垢の場合は背板ナシが好みです。
シンプルな家具、いいですね

材種:ブラックチェリー
サイズ:W1200xH1500xD300

2018/02/23, 金曜日
[ 作品事例 ]

4件のコメント

冬の1日 2018

毎日寒い日が続きます。

京北に来て11年

川が凍っているのを見るのは初めてです。

クマがサーモンを獲っている風景が目に浮かびます

皆様ご自愛ください

2018/02/07, 水曜日
[ 日々のこと ]

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ナラ材のベンチ

 

樹種はいろいろですが、よくご注文をいただくベンチ

サイズもよく作る1150mmで大人は2人、子供なら3人くらいが座れます。

初めは4人掛けダイニングテーブルに合わせて、椅子2脚、ベンチ1台というイメージで考えていましたが、ベンチだけの注文も多いです。小さなものなので送りやすいのも良いのかな

座面の奥行は280mm程度です。ここ十年ほどで手に入る板の幅がどんどん狭くなってきたので2枚接ぎで作る事が多いですが在庫でたまたまあった一枚板を使いました。
軽いので窓際にもって行ってコロンと寝転がって昼寝なんかも気持ちよさそう

三重県に発送しましたがとても喜んでいただけたようでホッとしています。

ご希望の樹種、サイズで制作可能です。

樹輪舎 京都

2018/01/26, 金曜日
[ 作品事例 ]

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2018初

年末年始のご挨拶もせぬまま早くも1月が過ぎ去ろうとしていますがいかがお過ごしでしょうか。

今年は雪もなく平穏な冬かと思っていましたらようやく冬らしくなってきましたね。

それでもここ数年のドカ雪に比べたらたいしたこともなくただ寒いだけというところです。

さて、年末までに納めた作品もあるのですが、それはまたおいおいという事で、今回は今年初の大物納品、モミの木のカウンターです。

1月はあっという間に過ぎてしまうので年末のうちに製材を済ませ、年明けからK君が担当して加工

このモミは2004年頃に前の会社で自分で製材した思い出の木、地元のカモノセログさんが購入して持っておられたのでそれを材料支給で加工させていただきました。

デザインは以前、東京の伊勢丹サローネの什器の際にお世話になった辻村久信デザイン事務所さん

長手の全長5.2mですが、原板の長さが足りなかったので少し変則的なつなぎ方をしています。また、一か所だけあった節はポイントとして錫で埋めました。

現場も最後の追い込みでバタバタのようなので最後はしっかりと養生してオープンを待つことにします。

今年は東京の仕事もありまた楽しい一年となりそうな予感。

なかなか更新できませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

第9回神保町スキマイチ

紅葉の写真を撮る間もなく冬が近づいてきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、東京にある平安工房さんで行われる「第9回スキマイチ スツールが有るくらし、スツールと在るくらし」にヤヤコロを出品させていただきます。

場所は憧れの東京神保町、、残念ながら私は現地へは行かないのですが。

他にも26件の木工所や作家さんがスツールを出品されます。東京方面の方はこの機会にぜひいろんなスツールに座りに行ってくださいませ。

会期 11月23日(木・祝)~12月3日(日)まで  但し11月29日(水)は休み
時間 12:00~19:00

会場 平安工房 http://www.heian-kobo.co.jp/

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-46  Tel03-3259-0070

2017/11/22, 水曜日
[ お知らせ ]

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ウォールナットと鉄の会議テーブル

ある会社の社長室の会議テーブルを作らせていただきました。
センターはウォールナットの立派な一枚板でしたが、もう少し奥行が広い方が良いとの事で、女性の室長さんのアイデアで鉄板を使って幅を広げる事にしました。
鉄板やステンレスを使った天板は何度かやりましたが、こういう使い方は初めて。
木と鉄は全く違うようで実は同じサンダーで削れたりと相性も良く、6mm厚の鉄板を提案しましたがやはり重量感もあり(実際にかなり重いです)想像以上にしっくりきました。
納めた時も社員さんたちにもとても好評でベンチまで提案して欲しいと嬉しい声をいただきました。


こんなテーブルで会議をすると楽しい企画が生まれそうでワクワクしますね。
ウォールナットの無垢板に黒皮の鉄、それにヘリンボーンの床
このダイナミックな感じは大好物なので色んなパターンで試してみたいと思います。

2017/09/15, 金曜日
[ 作品事例 ]

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おらの米 2017

 

早い物で今年も稲刈りシーズンという訳で9/8に稲刈りをしました。

米作りは今年で9回目

今回で最後と決めていたのでいつもよりは良い米を作りたいと思っていました。

ただ、昨年さぼったせいでヒエなどの種が落ちて雑草がはびこり、夏前までに頑張って草取りした甲斐も虚しく真夏には雑草だらけとなってしまいました。そのせいで雑草に沢山栄養を取られた稲は実りが少なく、結果過去最低の出来栄え、、、集大成とはなりませんでした(涙

でも気を取り直してこの日は新米を祝ってご飯に合うおかずを作ってもらいました。
(機械で刈り取り、乾燥までしてもらうので刈り取りの翌日には新米が食べられます)

土鍋で炊いたご飯はツヤツヤ!数ヶ月の苦労は一気に吹き飛びます

出汁巻き、鯛の煮つけ、しめ鯖、自家製味噌の味噌汁、、、案の定お代わりしました

この9年間で物を育てる喜び、難しさ、しんどさ、そして仲間たちと一緒に植える楽しさに地域の人たちとのコミュニケーション、物を作っているだけでは味わえない色んな経験をさせて頂きました。

今後はこの経験を本業の家具作りに活かしていきたいと思っています。

応援してくださった皆様ありがとうございました。

11周年

9月に入り急に秋めいてきたこの頃、もう夏が恋しい気がします。

さて、9月1日で樹輪舎 京都としてスタートして11年となりました。

10年の時は早いなぁと思っていましたが、11年はまだそれだけ?と感じます。

初心に戻ったのが良かったのでしょうか。今までは好きな機械をいかに使うかという事ばかりを考えていましたが、最近はまた手道具の良さを再認識して積極的に道具を使うようにしています。木工はまだまだ奥が深い楽しみだらけです。

また、仕事の幅もさらに広くなり、個人の家具は今まで通りですが、店舗の仕事や工務店のような内装工事までやりたいと思っていた事がだんだん出来るようになってきました。そして家具は自分にとって子供のような物、それらが成長してきた姿もようやく見られるようになってきました。

営業もやった事がない人間が注文家具だけでやって来られたのは本当に皆さまの支えがあってこそ、その感謝の気持ちは忘れず、さらに樹輪舎があって良かったと思っていただけるよう益々頑張っていきますのでこれからもどうぞ御贔屓にお願い申し上げます。

樹輪舎 京都

スタッフ一同

 

2017/09/01, 金曜日
[ 日々のこと ]

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