樹輪舎 ジュリンシャ 京都

まだまだ雪の残る京北の工房ですが、窓から降り注ぐ日差しが少し気持ちをあたたかくしてくれます。

さて、昨年秋ごろにご注文いただき永らくお待たせしてしまったＯ様のテーブルがようやく完成しました。

希望されたのはすこし骨太なイメージ、そしてメープル（楓）を使うということ。サイズはダンボールなどでお部屋の大きさのバランスを測ってもらいW1700ｘD850に決定。当初、前川國男自邸にありそうな板脚のテーブルと言われたのですが、こちらから使いやすさを考えて4本脚を提案。

脚は丸脚よりは角張った方がよいということで天板の角に配し出来るだけ脚と脚との間を広くとりました。そして出来上がったのがこちら

コーナー部分は天板の痩せを考慮して少し欠き取る。こうする事で引き締まった印象にもなります。

天板は普段つくる物より分厚い38mm厚とし、この時の為に3枚を共木で取れる材をわざわざ仕入れする（待ってもらってるのでこれくらいは・・・）縮み杢の出たきれいな材でした。

脚はノックダウン（組立て式）としましたが、ホゾの部分はすこし手仕事の良さも・・・

そして納品。大雪の予報でしたが晴天に恵まれました。さすがは晴れ男（＾＾）実は今回の納品先は私Yの姉の家。納品時には近所のガキンチョも遊びに来て・・・・

プレゼントしたコースターで早速エアーホッケー遊び・・・（＾＾；）まあ、どんなに傷がいこうがそれも味ということで・・・ぜひ末永く使ってくださいね。

製作事例にもUPしましたので是非ご覧ください。