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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

京都会館

寒い日が続きますがすこしづつ日が長くなってきました。もうすぐふきのとうなんかも顔を出すことでしょう・・・
さて、今日は打ち合わせまで少し時間があったので最近話題の京都会館に足を運びました。

京都会館はご存知、前川國男さん設計されて1960年にコンサートホールとして開館しました。ところが建物は老朽化が進み、また、利用客も減り続けています。そんなわけで京都市が出した答えは京都会館をオペラ劇場にするということ・・・(日経新聞記事
建物は全面改装ですが増床、耐震補強工事などで原型は残るようなのでとりあえずホッとしました。
でも、その工事に100億円の税金、民間資金が使われるとのこと。
もちろん工事をする事によって経済が廻るというのは分かるのですが単純に考えてオペラ劇場に見に来る客がそんなにいるのでしょうか?
因みにわたしは京都に38年住んでいて京都会館の中に入ったのは1、2回。たぶん音楽に興味の無い方はそんなところだと思います。
ですからこのまま利用客がどんどん減ってさらに老朽化が進んでいずれは壊されることになるのは目に見えています。
でもなんでオペラ??京都市はちゃんと顧客のマーケティングをしてるのか?ってちょっとドラッカーの影響ですが^^
というわけで京都市のWEBサイトで皆さんのご意見を募集しているようですので良い知恵をお持ちの方は投書していただければと思います。

それにしても鉛色の空にこれだけ似合う建物はそう無いだろうな・・・

色の付いた窓がなんともよいです。

ここからのアングルはまさにコルビュジェを思わせます。

ただ、鉄筋コンクリートの寿命は本当に短いなあ・・・これが木造だったら話は変わっていたかも・・・

今回は柄にも無くまじめな記事になってしまった。まあ、そんなこといっても家具工事の依頼がきたら小躍りしてやるだろうけど・・・オペラハウスになってもオカマハウスになってもどうせ行かへんしな。

2011/01/28, 金曜日
[ 日々のこと ]

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