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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

ケヤキ拭き漆のテーブル

いよいよ残すところあと1日。皆さまお忙しくされてると存じます。さぁて、前回このブログでお伝えしておりました今年最後の納品も無事終了しました。

納品したのは先日よりお伝えしておりました、ケヤキの大きな天板。
納品先は京都芸大の食堂。

このテーブルは芸大の教授の山中晴夫先生が、あまりにも殺風景な食堂の風景を少しでも良くしたいと考えられて2年後の退官記念を兼ねて送られた物。
材はお手持ちの大きなケヤキ。少し割れこそあるもののサイズは2.7mx1.3m厚70mmのかなり立派な物。
さすがにこのサイズは芸大では加工できないので樹輪舎 京都でお手伝いさせていただきました。
使用場所が大学の食堂ということでダイナミックに自然の形をそのまま生かしたデザイン。そして拭き漆仕上げ。
少々食堂テーブルにしては贅沢な感はありますが、京大前の進々堂のテーブルもしかり長年の使用に耐え、そして永く愛されるテーブルとしてはこれくらいの物が良いと思います。
さらに、芸大ということで少しでも学生達がこのテーブルで何かを感じ取ってくれたら・・・・そんな思いもあったように思います。
それにしてもこの大きさ、20人が囲んで熱い芸術談義・・・なんて事になったらいいですね。

ちなみに後で先生がこのテーブルに合うベンチを作られるということ、そちらも楽しみです。

この1年のブログを振り返って見ると仕事の話題が少ないな~という印象(^^;)実際去年、おととしより格段に減りました(><)
それでも新しくいろんな方ともお付き合いできたし、倉庫での感謝デーも本当に沢山の方に来ていただけました。
またいままで木だけ買っていただいていたお客様から家具の注文を貰ったり、同業者からの依頼も増えてきて少しずつ自分達の仕事の幅も広がってきたと思います。
また、この不景気ですが、思い切って(後先考えず・・・)機械を数台導入できたのも良かったことの一つ。これからさらに仕事の幅が広がりそうです。
夏には本に載せてもらったり、WEBサイトをリニューアルして、ネットからの注文、問い合わせも格段に増えました。
秋には仕事もそこそこ入りはじめ、来年の仕事も少しずつ決まってきました。
まあ、こうして今書いていられるのも、けがも病気も無くやってこられたから。体が資本のこの仕事。来年も無事に過ごせます様に・・・・そしてこのつたないブログにお付き合いいただいた皆さまの健康と発展を祈って今年のブログを終えさせていただきます。

2010/12/30, 木曜日
[ 作品事例 ]

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