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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

拭き漆

毎日暑い日が続きます。一雨降ってくれれば~と思うと集中豪雨・・・被災地の皆さまにはお見舞い申し上げます。
さて、長らく掛かっておりました下駄箱がようやく拭き漆まできました。

今回天板や扉の鏡板は古材のタブ、枠材はタモ
毎回拭き漆の仕上がりにはうっとりさせられます。

目指したのは仕上すぎない仕上げ。
今まで拭き漆というと7回塗ったとか#2000番で研いだとか炭粉で磨いたとか艶を出す事ばかりを考えてきましたが、必要以上の艶はいらないと最近思う・・・そこまで仕上るのはショー的な要素のある作品だけで十分、普段使いにはオイル仕上げの家具と同様、使って、触って、拭いてそうして育っていく家具になればと思います。

この下駄箱も来週には納品・・・すこし名残惜しいです。

2011/07/30, 土曜日
[ 仕事のこと ]

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