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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

ナラの木の階段板

今年も広沢の池の桜のつぼみが膨らみ始めました。

京都でも早いところではもうちらほら咲いているようです。

今年の桜たちはここぞとばかりに咲き誇ってくれるでしょう・・・

日本を元気にするために!

仕事の方は3月末ということもありかなり立て込んできました。

そんな中、先週土曜日に納品がありました。

先日から取り掛かっていた階段板です。

こちらはとある帆布を使った鞄屋さんのもの。

コンクリートの打ちっぱなしが印象的な建物に無垢のナラ材の階段板を仕込みます。今回は滋賀の工芸作家、宮本貞治さんのお手伝いで加工から取り付けまでさせていただきました。

段数は15段、それに踊り場などをいれると18枚の板を接ぎ合わせ、その接ぎ面にそれぞれチギリを埋めました。

チギリは1枚につき3ヶ所。中心とそして上がる人、下りる人の目印になるように配しています。

現場では宮本さんと私yの2人で1日かけて設置。あれこれお話しながらの作業は楽しかったですが、少々姿勢がつかれました・・・

そして取り付けが終わったのがこちら

階段の上から見ると・・・

無機質な空間に無垢の木のやさしさ、そして手作業のあたたかさが階段を登る人に感じていただけそうです。

前回、大きなテーブルを作らせていただいた時はほとんど鞄で埋め尽くされて見えなかったのですが、今回はお店に行く楽しみが増えました。

2011/03/30, 水曜日
[ 作品事例 ]

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