樹輪舎 ジュリンシャ 京都

今年の初荷はとてつもなく大きなウォールナットのテーブルセットです。

このプロジェクトは京都のとあるA社の新社屋に置くため、昨年の夏頃にポチテックさんに依頼があったもの。
前回に引き続き、今回も全て樹輪舎　京都に任せていただきました。

前回のウォールナットのテーブルのサイズは4000ｍｍｘ1400、ただし、搬入経路などの問題で長さも2枚継ぎでしたが、今回は納品に問題がないので長さが1枚もので3取れる材を探しました。
かなりの時間をかけて全国で探したのですが、結局、オール赤太の3枚接ぎでの共木で1350ｍｍ幅を取れる材は九州にしかありませんでした・・・
写真での決断でしたが送られてきた材は想像よりはるかによく、これならば安心して作業がすすめられます。
で、実際に加工に入ったのが11月になってから・・・この長さ（3.3ｍ）を3枚剥ぎ合わせるのはかなり至難の技。なので仲間のところで無理を言って直角2面鉋を貸してもらいました。S君ありがとう＾＾

おかげで接ぎ合わせは難なく終わり、蟻桟も太いのを3本いれ、天板が仕上がった状態で戸田さんと模型を身ながら脚の太さなどを協議。
天板の垂れどめに真ん中にも脚を追加しました。

椅子の方も平行して進めていきます。
こちらも前回と同様のアームチェアーですが、本の少し変更を加える。こうしたことでより良い物が出来上がっていくんです。
最後は陣中見舞い？にきてくれた戸田さん自らオイルフィニッシュ。

しかし楽しそうに塗るなぁ～
そうして、完成したのはなんと前日・・・村上椅子さんにも感謝＾＾
新年早々こんなことでは・・・と反省。

そして、いよいよ納品。新築ながら元からあった日本庭園を残したとても立派な社屋です。

納品は男5人がかり。ただ、設置場所が当初3階だったのが、一階に変更となり、また、エントランスから会議室までまったくの段差無し！（完璧なバリアフリーに感謝）で、すんなりと終了。
戸田さんも安堵の様子＾＾

最後になりましたが素敵な機会をあたえて下さったポチテックさんとA社様には心より感謝を申し上げます。