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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

椅子制作あれこれ

梅雨明け間近となってきましたが皆さまいかがお過ごしですか

さて、数か月、いや、一年ほどお待ちいただいている椅子にようやく取り掛かりました。
最近は定番椅子はほとんどY君にお任せしていたのですが、これは私しか作った事の無い椅子なのでじっくり時間の取れる時にと思いながら、お客様のいつでも良いですの言葉にも甘え、ついついそのままになっておりました。
その間、私にアキレス腱断裂という悲劇が襲うのですが、、、(汗笑

この椅子はすべてが丸面でつながっていて、さらにすべて微妙に角度をつけているのでかなり難易度高め
おまけに最近始まった老眼がまた辛い、、、
ということでシャーペンにライトをつけて、角度などはすべてデジタル定規をつかい何とか墨付け完了

ほぞ穴加工に必要な角のみにもイケアのLEDライト(これ優秀)を両方から照らします。

丸面接合の部分はドミノ加工機を使い、あとは楽しい切って削っての仕事~と思った矢先にバンドソーのトラブル

Vベルトが変形して使えなくなったので機械屋さんに頼むと、この機械はイタリア製で、もうメーカーが無いのでベルトも手に入らないとの事
ここで初めて知ったのはVベルトの事、プーリーが回れば良いと思っていたのですが、それではだめで、プーリーの肩の部分で効かせて底にあたるとダメということ、、
知らなかった。。。。で、ダメ元でアメリカ製の怪しいベルト、リンクベルトを導入。価格はVベルトの約10倍
これはベルトが小さなパーツで構成されていて長さ調整もできるというもの

ダメならプーリーから取り換えてという必要があったのですが、これがかなり良い感じに回ってくれた。
評判通り音も振動も小さく、今のところかなりグッド

もう少し気を遣う作業は続きますが、椅子に使う革も届いたのでこの夏完成を目指します

2019/07/18, 木曜日
[ 仕事のこと ]

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