チーク
世界三大銘木と称されるだけあって気品を感じられる木です。
チークは原木の状態で樹皮や白太が腐ってなくなるまで沼や川に沈めておくのだそうでこの丸太も皮も白太も無いズル剥け状態。でも他の原木に無いなんとも言えない魅力があります。
原木の製材は前の会社で反吐が出るほどやったのですがチークは初めて
縁あってうちに来た物で20年以上原木で放置されていた。ミャンマーがまだビルマ政権のころか・・・6mと5mの2本、見ると6mの方は曲がりこそ少ないが綺麗にトルネード(ねじれ)してる、5mの方は洞になった所に土がたっぷり入ってる。
製材所の親方の意見も聞きそれぞれ半分に玉切り
結果大正解ではありましたが乾燥した丸太だけあって製材時間は普段の5倍以上、換えた帯のこは10枚以上(涙
そして製材賃の請求書を見て青ざめたのを記憶しています。。。
でもその甲斐あって素晴らしい材が出来ました。
そしてこれはいよいよ完成のチークのアームチェアー
すでに座面を張る為に村上椅子さんに預けています。
チーク材特有の縞も出ていまから経年変化が楽しみです。
このチーク、来年の注文分まででほとんど使いきってしまうのですがどうしても製材できなかった塊がすこし残るのでそれは老後の楽しみに彫り物でもしてみようかと妄想中
それにしてもこのチークという木、一回削っただけで刃物がボロボロになり次ぎに削る物がウズクリになって出てくるほど・・・
ベッドも現在製作中でしばらくは刃物交換ばかりが続きそうです
[…] 以前チークを製材した時、板を見た瞬間に作りたい!と思ったのが先日ブログにアップしたテーブルと、そしてこのベッドでした。 […]
by チーク材のベッド | ダイアリー | 樹輪舎 京都 / 2014/05/21, 水曜日