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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

箪笥修理

早い物でもう今年も前半戦最後の月となりましたね。
さて、昨日は工房から飛び出して徳島まで納品旅行へ行ってまいりました。

徳島のとあるお宅に大正時代から使われていた箪笥などを、家の改装に合わせて修理させていただきました。
引き取りと同様納品も設計士さん夫妻にご同行願いました。
天気もよく完全に小旅行気分。
着いたらすぐに徳島で今が旬の鱧の湯引きと鱧カツ、それにとれとれの御刺身定食を頂き、その後納品。

ほぼ全てがあたらしくなったお家はとてもすばらしく、本格的な茶室あり~建具などはすべて桧、土壁に無垢のフローリングとかなり贅沢な空間と生まれまわっていました。
今回修理させていただいた箪笥は茶室の水屋に御道具入れとして設置。
修理前の写真は撮っていませんでしたが傷みは激しく、漆の塗り替え、金具の再塗装、引出し部の修理などフルコース。
京唐紙の張替えは友人の安達表具店さんにお願いしました。

納めて見ると、さすがに空間にぴったりなじみお施主さまにも大変喜ばれました。

また、今には小箪笥を電話台代わりに。こちらも置く場所を悩まれていたそうですが、一旦置いて見るとやはり馴染みました。

そしてもう一つの箪笥は別の場所へ。
こちらも同様に漆の塗り替え、唐紙、金具修理など。

金具は欠品していたので木で同じ形に製作

納品も無事おわり徳島ラーメンを食べて帰路に・・・とっぷり日も暮れていました。

2012/06/02, 土曜日
[ 作品事例 ]

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