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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

ロートアイアン

半袖でも良いと思ったらダウンを着る、、、花冷えする油断できない季節です。今日は京北の上の方で雪がちらついたそうです。
さて、現在製作中の学校の演台、こちらに付ける校章を鍛鉄(ロートアイアン)で製作してもらうことになりました。

鍛鉄は鉄をコークスで熱して叩いて曲げたり延ばしたりする古来より続く鉄の技法、鍛冶屋さんとも言います。
今回もいつもお世話になっている鍛鉄工房「Ferraio フェッライオ」さんでお願いします。
こちらは建築金物から結婚式場の鉄の門の装飾など鉄に関するあらゆる物を製作、オリーブとリトリウムの木がある素敵なアトリエです。

この日はちょうど注文の校章を製作するからという連絡をいただき朝から伺いました。

工程を打ち合わせして早速炉に鉄棒をいれ金槌で打つ

真っ赤になった鉄をリズム良く打っていきみるみる槌痕がついて行きます。

そうした所で「やりますか~?」との声
へっぴり腰で鍛かせていただきました(笑

やって見ると想像より遥かに軟らかく、赤いうちはズシン!と槌を受け止めてくれます。ただ、外して金床にあたるとカキーンと跳ね返される
なにより脚の上にでもこの熱い鉄を落すと大やけどなので打つ手より持つ手の方が痛くなり、結局30分ほど叩いただけで腕がパンパンに・・・

あとはプロにお任せして見学

兄弟で叩く姿は壮観でした。金床がもう一つあるのでお父さんと3人で鍛かれるところも見てみたいです。

マークの本体は12mmの鉄板をガスで切り抜く

音もなく切れていく様子はまるで羊羹でも切ってる感じ

これは弟さんが今度作られる看板、図案をチョークで写してこの通りに曲げていく・・・マジックのように

このあと完成がたまらなく待ち遠しいです。演台の納品場所は歴史ある学園なのできっと後世に残るでしょう。うちの演台も残って欲しいものです。

2013/03/26, 火曜日
[ 仕事のこと ]

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