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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

雪解け・・・

まだ少し雪ののこる工房の裏の土手ですが小さな春が顔を覗かせています。蕗の薹を見ると母がよく天ぷらを揚げてくれたのをおもいだします。

さて、2月も前半戦がもうすぐ過ぎますが、ここに来ていつものようにばたばたとしてきました。

まずはとある高校の教壇。教壇は普段倉庫に片付けられるので折りたたみ式になります。また、折角うちで作らせていただく事になったので無垢材を使いますが、運ぶ際にあまり重いと運びづらいので軽く作る必要もあり少々手間がかかります。

使用する材は北海道のカバ。無垢のままではかなり重いのでまずは軽量化の為に側板や天板用に5mm厚に削ったカバをランバーコアに貼り付けます。

きっちり並べてプレスで圧着

綺麗に貼れました。こうする事で少々卓球台などの角にぶつけても捲れる事は無いでしょう。

前面は框組で作ります。

鏡板には同じくカバの無垢板12mmを使用。イメージとしては昔の学校にあったような教壇。

さて、こちらはアンティークのエクステンションテーブル(伸縮テーブル)の追加用の天板のご注文。

古い家具を直す仕事は本当に勉強になります。このテーブルは直径1mのテーブルが2400mmの楕円テーブルになります。しかも金物なしで。昔の人はいろんなことを考えてますね。

ただ、本来ツキ板で作るのが良いですが今回は無垢のウォールナットでの注文。重すぎて使いニクイのでは???

お次は最近嵌っている曲げ木。今までは蒸し曲げや積層曲げをやってきましたが今回は最近話題?のアイロン曲げ。

騙されたと思ってやってみたらキレイに曲がりました(^^)

今の所、7勝1敗(7個成功、1個失敗)・・材が無駄にならない点では今回の方が良いですが・・積層曲げの方が確実なような気がします・・・・

さてさて、今月27日には『まめ市』も開催されるし店舗の仕事もちらほら聞こえてきました。そろそろ冬眠から抜け出さないと・・・

2011/02/08, 火曜日
[ 仕事のこと 未分類 ]

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