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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

黒檀加工中

今日は工房までの道中、すこし車を止めてみました。
広沢の池ももうすぐ賑やかになりますね。

さて、随分前から書いていた黒檀の飾り台ですが、途中材料が足りず手配に手こずったり、加工の難儀さに心折れそうになりながらの作業でしたがようやく形になってきました。
皆さんご承知のように黒檀は木の中でもトップクラスの硬さと重さ。手押し鉋なんて、はじきまくってもうヤケクソで当ててました。
角鑿での穴あけなんか火事か?と思うほど煙が出て煙を掃除機で吸いながらの作業です。
それでも自動鉋で削った時の0.1mm単位でピタッと厚みの決まる感じはまるで樹脂加工のようで・・・病み付きになります^^
こちらは脚をバンドソーで挽くところ・・・

100mm角の1m、1本10キロあります。
それにしても何度も言うが硬いデス!一本切り終わると鋸刃が焼けてます。しかも硬すぎて進まないので久しぶりの筋肉痛・・・結局4本の脚で3本の鋸を使う。あ~研磨代が~~
そしてこれが挽き終えた物。

バラすと・・・
こうなります(^^)

後は横に並べて鉋で荒削り~
横削りは案外すんなり行きました。まあ、少しぐらい楽なことも無いとね。
ホゾ加工も木殺しができないので丁度のパターンで仕込みます。

そして、いよいよ仮組み・・・

う~ん、セクスィ~な脚です^^
あとは天板框を作って周りも加飾していきます。今月中には・・・無理ですね。

こちらはI邸のダイニングテーブルの天板。

30数枚のウォールナットの山から選りすぐりの3枚を接ぎ合わせます。300mm幅から白太を取って・・・木表でこの幅の無地の赤身3枚揃えるのははっきり言って贅沢です^^でもやっぱり良い材はテンションあがりますね↑↑
仕上げを削る前に機械の刃を変える。Kくんもいつに無く慎重です^^
この後はいよいよ今年最後の大仕事が待っているのでのんびりはしてられません。。。

2010/11/25, 木曜日
[ 仕事のこと ]

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