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樹輪舎 ジュリンシャ 京都

無垢とフラッシュ

五月もあっという間に終盤戦

梅雨前の晴れ間を有効に利用したいですね

さて、工房の方は久しぶりに拭き漆の家具、そしてフラッシュの家具の制作

拭き漆の方はナラ材のローボード

クライアントのご希望ですべて無垢材を使用
拭き漆の場合はオイルフィニッシュのように組み立ててから塗るのではなく一度すべてを組み立てて完成させてから
バラバラにして漆塗り、研ぎ出し、漆を繰り返していきます。

普通に組んでから塗る方法もあるのですが、研ぎだしの工程が必要な場合はこういう手順になります。

また、漆は水分を多く含むので塗ると木が膨らみます。そして厄介なことに水分が抜けていくと膨らんだ分以上に痩せてしまうのです。
なので痩せを考慮して先に塗ったり、あとで削れるようにしたりと色々と手間がかかります。

担当のk君にはいつも以上にゆっくりと進めてもらっています。焦らない焦らない・・・

そしてもう一件はカウンター下の収納

こちらはY君担当
私が想定する以上に早く進みます。もうついていけないくらい (汗
ちょっと拘って扉用に突板の厚い物をオーダーしてるので今はそれ待ち
ちなみに突板(化粧合板)は日本では通常2.5㎜か4㎜の基材(ラワンベニヤ)に0.3mmの無垢をスライスした物(突板、単板)を貼ってもらいます。

今回はその突板を0.6mmにスライスした輸入単板を貼ってもらいます。この0.3mmの差は結構大きい。

そして私はキッチンワゴンをフラッシュで制作
最近フラッシュの仕事は殆どしてなかったのでイージーミスを連発、結構へこむ
ま、これも焦らない焦らない

今年は梅が豊作です

2018/05/26, 土曜日
[ 仕事のこと ]

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